目的
洪水の調節や生活用水の確保、発電など、われわれの生活に欠かすことのできないダム。しかし、ダムが洪水や渇水の被害を低減させた、というような活躍がマスコミ等で報道されることは極めて少ない。そこで、一般のダムファンがダムのさまざまな活動を表に出して讃えることによって、ダム業界とダムファンの方々の活性化に寄与すると同時に、広く一般にダムの役割や効果を分かりやすく周知させることを目的とする。
基本精神
- 日本ダムアワードのノミネート選考は一般のダムファンで構成された「日本ダムアワード選考委員会」によって行われ、ダム関係者、ダム事業者の意向、利害等に左右されない。ただし、選考にかけるダムの情報は自薦他薦問わず広く受けつける。
- 日本ダムアワード各賞は、一般のダムファンの投票により決定する。
主催者
日本ダムアワードは「日本ダムアワード選考委員会」が主催する。
選考委員会
- 日本ダムアワード選考にあたり、「日本ダムアワード選考委員会」を設置する。
- 選考委員会は、前項の目的、基本精神に賛同する一般のダムファンで構成される。新たに委員を加える場合は、既存の委員2名以上の推薦にて申請し、既存委員過半数の承認を得なければならない。
- 選考委員は原則として、ダム事業者、ダム建設業者などに属さない一般のダムファンとする。
- 選考委員会は以下の任にあたる。
(1) 日本ダムアワード実施規約、その他運営に関する規約を改定する。
(2) 1年間のダム情報を収集し、ノミネートダムの選定する。
(3) ダムアワードイベントの運営をする。
(4) 各賞のトロフィー及び盾を準備する。
(5) 各賞受賞ダムにトロフィー及び盾を授与する。
(6) マスメディアおよび一般に広くダムアワードの開催および結果を周知させる。
選考規則
- ノミネート対象の期間は、前年の12月1日から当年の11月30日までとし、これを当該年とする。
- ノミネート対象となる活動はダム事業者による自薦、他薦、選考委員推薦を問わない。
- ノミネート選考はダムアワード選考委員の協議によって決定する。
選考部門
日本ダムアワードには以下の部門をおく。ただし該当する事案のない場合はその限りでない。
- 放流賞 (受賞履歴)
当該年に放流したダムの中からもっとも印象に残った放流を行ったダムに授与する。本賞は、試験・点検放流の実施機会を活発化させ、ダム事業者やダム所在地域の活性化に資するものである。 - イベント賞 (受賞履歴)
当該年にダムで開催されたイベントのうち、ダム事業者が関与したものの中からもっとも印象に残ったイベントが行われたダムに授与する。本賞は、ダム事業者主催のイベントの活性化に資するものである。 - 低水管理賞 (受賞履歴)
当該年においてもっとも印象に残った低水管理(利水補給)を行ったダムに授与する。 - 洪水調節賞 (受賞履歴)
当該年においてもっとも印象に残った洪水調節を行ったダムに授与する。 - ダム大賞
当該年に「1」~「4」部門でノミネートされたダムの中から、もっとも印象に残ったダムに授与する。 - 臨時部門賞 (受賞履歴)
選考委員の協議により、必要あれば、上記に属さない部門を設け、当該年においてもっとも印象に残ったダムに授与する。 - ダムアワード選考委員特別賞
選考委員の協議により、必要あれば、ダムアワード選考委員会がもっとも印象に残ったダムに授与する。
2016年12月 日本ダムアワード選考委員会